年金を真剣に考えなければならない年齢になってしまった!
厚生労働省によると女性平均104,686円
2023年6月67歳以下は2.2%増と改定される
今までは65歳年金受給を当たり前に考えてきましたが
友人や知人の死を見届けるたびに
自分の寿命は果たして?・・考えてしまう
そこで女性平均受給額を10万円として
年金繰り上げ受給をした場合のメリット・デメリットを考えてみた
年金繰り上げ受給とは
通常は65歳から受給することになっていますが
60歳から65歳の間に繰り上げて受給することも可能です
年金額は受給年齢により受取る金額が変わってきます
年金の受給開始年齢を早めることで
毎月の年金額が減る代わりに
長期間にわたって年金を受け取ることができます
しかし減額された年金額は一生変わりません!
女性平均月額10万円ではいくらもらえる?
生年月日を確認してね


引用:2023年3月1日日本年金機構公式ページ

月ごとに減額率が変わりますね



昭和37年以降生まれで60歳0ヶ月~24%減額
月額76,000円
しかし興味ある結果がでています
繰り上げ受給をすると減額率が高くなるほど1年間の年金額は減りますが
受給期間が長くなるほど74歳までの受取額は増えます
その分5年間早く受給していますから・・
繰り上げ受給年数 | 減額率 | 1年間の年金額 | 74歳までの受取額 | 受取額の増減 |
---|---|---|---|---|
0年(65歳から) | 0% | 120万円 | 1,200万円 | ±0円 |
1年(64歳から) | 4.8% | 114万2400円 | 1,256万6400円 | +56万6400円 |
2年(63歳から) | 9.6% | 108万4800円 | 1,304万6400円 | +104万6400円 |
3年(62歳から) | 14.4% | 102万7200円 | 1,344万9600円 | +144万9600円 |
4年(61歳から) | 19.2% | 96万9600円 | 1,376万6400円 | +176万6400円 |
5年(60歳から) | 24.0% | 91万2000円 | 1,399万6800円 | +199万6800円 |



表は2.2%増改定前です
ご了承下さい
繰り上げ受給によるメリット・デメリット
繰り上げ受給すると
毎月の年金額は約0.5%~0.4%減額されます
しかしその分
5年間早く年金を受け取ることができます
60歳から80歳までの20年間で考えると
総受給額は1800万円になります
つまり、どちらの場合も総受給額は同じなのです!
繰り上げ受給年齢 | 減額率 | 月額年金額 | 総受給額 |
---|---|---|---|
60歳 | 25% | 7.5万円 | 1800万円 |
61歳 | 20% | 8万円 | 1800万円 |
62歳 | 15% | 8.5万円 | 1800万円 |
63歳 | 10% | 9万円 | 1800万円 |
64歳 | 5% | 9.5万円 | 1800万円 |
65歳 | 0% | 10万円 | 1800万円 |
では、どちらがお得でしょうか?
それは、個々のライフスタイルや将来の見通しによって変わってきます
・早くリタイアしてゆっくり過ごしたい方や
・健康状態が心配な方は、繰り上げ受給を選んだ方が良いでしょう
繰り上げ受給するかどうかの判断基準
繰り上げ受給すべき人
- 早期退職した人
- 生活費が不足している人
- 健康状態が良くない人
- 年金以外の貯蓄や資産が多い人
繰り上げ受給しない方が良い人 - 再就職した人
- 生活費に余裕がある人
- 健康状態が良い人
- 年金以外の貯蓄や資産が少ない人
通常の受給を選んだほうがよい方
※仕事を続けたい方
※失業保険(基本手当)を受給したい方
※収入が多い方
※夫に扶養されている方
※治療中や病気や持病がある方(障害基礎年金がもらえない)
※家族や親族に長寿遺伝子がある方
などは通常の受給を選んだ方が良いでしょう
通常の受給のメリット
- 毎月の年金額が多くなる
- 収入が少なくなると税金や社会保険料が低くなる
- 長生きした場合に有利になる
通常の受給のデメリット
- 受給開始が遅くなる
- 早期リタイアに必要な貯蓄が必要になる
- 万一早逝した場合に損する
まとめ
年金は一生涯にわたって重要な収入源ですから
慎重に判断することが大切です
受給に関する詳細は日本年金機構のホームページや
窓口で相談したほうが確実です
現在の生活スタイル
貯蓄・資産状況でも繰り上げ受給を検討できますね
私の場合だと健康を1番に考えます
余命・・・なんて宣告された場合は
即繰り上げ受給します
せっかく数10年払ってきたもの
取り返さなければ悔いが残りますから( ̄▽ ̄)
メリットとデメリットを理解し
自分のライフスタイルや将来の見通しに合わせて慎重に判断できるといいですね
皆さんの参考になれば幸いです
最後まで読んで頂きありがとうございます。

