何歳になっても母親の死は辛いものです:喪失感を乗り越える方法

Elderly man and woman sitting on bench with their backs to the sea

いつかは必ず訪れる両親の死
60歳目前になると人生色々あったな~と感慨深くなります

あなたは両親の死を受け入れる覚悟はできていますか?

私は同居していると「死ぬ気がしない」そんな思いでした

特に母親には感謝しかなく
母親がなくなった時の喪失感
ふと思い出しただけで涙が出ていました

やはり時間の経過は大切です
忘れる事はもちろんないですが
少しずついつもの生活に戻っています

喪失感を乗り越える方法といっても簡単ではありませんが
少しでも参考にされば幸いです

グリーフケア

看護師をしているとグリーフケアと言う言葉を聞きます

グリーフ(悲嘆)=悲しみ嘆く事

グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問いかけをも行っています。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。

日本グリーフ協会

分かりやすく言えば
「死別や別れなど苦しみや悲しみを抱える人に寄り添い支援をすることです」

乗り越えられる人も言えば
乗り越えられず身体や心の不調で日常生活に支障が出る人もいます

グリーフケアの必要人

  • 精神的な症状
  • 身体への症状
  • 日常生活や行動に変化がみられる症状
左の症状が続くなら相談して下さい

相談窓口はこちらです→https://grief-soudan.com/

精神的な症状
  • 悲しみや苦しみ
  • 怒りや恐怖
  • 不安や焦り
  • やるせなさや無力感
  • 孤独や寂しさ
  • 罪悪感や自責感
  • 希望や意欲の喪失
身体への症状
  • 食欲不振や過食
  • 睡眠障害や倦怠感
  • 頭痛や胃痛などの痛み
  • 呼吸困難や動悸
  • 免疫力の低下や感染症の発症
  • 血圧や血糖値の変動
日常生活や行動に変化がみられる症状
  • 仕事や勉強に集中できない
  • 家事や趣味に興味が持てない
  • 人と関わることが億劫になる
  • 過度に忙しくしたり、逃避したりする
  • 酒やタバコ、薬物などに依存する
  • 自傷行為や自殺願望を抱く

悲しみ・喪失感を乗り越える方法

  1. 今の自分の置かれている状況を認める
  2. 我慢せず泣きたいときは泣く
  3. 気持ちを吐き出す
  4. 亡くなった人との思い出や感謝を語る
  5. 自分の価値観や目標を見直す
  6. 支援を求める・受ける
我慢しなくていいのです

乗り越える方法は人それぞれです自分にあったやり方を見つけて下さい
時間は必ず見方してくれます

母への感謝


離婚し実家の近くのアパートで息子3人と生活していました
父の死をきっかけに、息子達3人を連れ実家で母と同居

親からもらった財産を失い(元夫の保証人になり)
これから子供とどのように生きていこうか・・・

呆然としている時に

宝物を3人も授かっただけでもありがたいと思いなさい

この言葉は今でも忘れられません
代々受け継いだ大切な財産を失っても責める事もなく

仕事の時や夜勤勤務の時は
夜からでもアパートへ行き(末の子3歳)家の片づけ面倒を見てくれていました

母親の支援もあり看護学校への受験
正看護師まで取得することができました

迷惑ばかりかけた親不孝な娘でした

母の死

子ども達も育った頃
今度は母親の癌が発覚

母親は病院嫌いで痛いことが大嫌い
「死ぬときには痛い思いをさせないで」と母の言葉通り

入院はせず自宅で最期を看取りました

しかし、無くなる前日はあまりの痛みでベッド上でもがいている姿をみて
病院へ・・と思いましが
入院するとコロナの関係で面会ができない

そうなると最期をそばで見てやれない
その時に
訪問診療の先生がやっと自宅へきて医療目的の麻薬を持続で流し少しは落ち着いていました

しかし、痛みは増すばかりで痛みがあるたびに医療目的の麻薬を少し多めに流す事を
繰り返しているうちに・・
亡くなる数時間前から意識がもうろうとし始め
天井を見上げながらうわ言を話していました

そして呼吸から止まり眠るように天国へ

母の死後

葬儀・相続税の手続き支払いと大変でしたが
実家と少しの不動産を分けてもらいました

兄弟たちにも感謝しています

亡くなって1年3ヵ月
新しい家族プードルも迎え
先住のダックスと2匹の世話をすることで喪失感は少しづつですが癒えてきました

今でも毎日思いだしますが
両親の写真に水と好きだった食べ物を備えながら話しかけています

たまには母に聞こえているかな?と思いながら
仕事や子供たちの愚痴を大きな声で話しかけています

他の人が見たら「大丈夫?」と思われるでしょうね

これからは思い出を大切にしながら
「幸せな人生だったよ」と報告できるように人生を悔いなく生きる事
を目標に前へ進みます

まとめ

いくつになっても親の死は辛いものです

特に私は親不孝で一番心配かけていました
そして天国へ旅たつまで一緒にいました

その分、別れは辛かったです

最後に自宅で看取った事は「親孝行できたかな」と思っています
それが今の私の支えとなり悔いが残ることもなく毎日を生きています

皆さんも親の最後は自宅か病院か話し合うべきです
私は看護師だったので自宅で看取ることもできました

自宅で看る事は事情もあり出来ない人が多いと思います
そんな時は自分を責めず、できるだけ頻繁に面会へ行くなり
無理せず出来ることをやってあげて下さい

最後まで読んで頂きありがとうございます。

両親の法要があり最後の章「ありがとうの意味を知る事で人生観変わりました」の部分にお坊さんからの心に染みる言葉を頂きました是非よんで頂きたいです

スポンサーリンク